掲載日 : [2006-10-25] 照会数 : 7355
韓日友好の象徴に 高麗神社のチャンスン
[ 民団が寄贈してから1周年 ]
「この大きな石物は何ですか」「なんで韓国の長丞(チャンスン)がここに建てられているの?」。高麗神社(埼玉県日高市)を訪れる参拝客から「こういう質問が1日4、5件は必ずある」と第60代宮司の高麗文康氏は言う。
韓国で制作された石造りの長丞が高麗神社に建立・寄贈されてから、23日で1周年を迎えた。民団中央が韓日国交正常化40周年と韓日友情年を記念して寄贈したもので、第2鳥居近くの特設スペースに、1本それぞれ8㌧の花崗岩で左に天下大将軍、右に地下女将軍が高さ5㍍、直径70㌢の堂々たる風貌で立つ。
高句麗の高麗王若光が716年に渡来人集団の長として高麗郡に赴任した史実から、渡来人文化の象徴となっている神社で長丞の由来を聞いた参拝客たちは、「日韓友情の証しなんだ」、「韓国とのいっそうの友好に努力したい」と口を揃えるという。文康宮司は「長丞は日韓関係の永続的な発展とこの地域社会の共存・共生を象徴します」と話した。
(2006.10.25 民団新聞)