掲載日 : [2006-11-29] 照会数 : 5158
中国延辺に孤児施設…在日同胞らの支援で完成
[ 朝鮮族自治州の龍井に完成したセビョル館の開館式 ]
温かいセビョル館…同じ民族として放置できない
中国吉林省の延辺朝鮮族自治州に孤児を収容する施設「セビョル(新星)館」が在日同胞らの支援により完成、5日に100人余りが出席して開館式を行った。
北韓と国境を接する龍井市に敷地2200平方㍍を確保し、レンガ造りの建物(160平方㍍)を建てた。今月初めから7人(男4、女3)を収容、職員5人が世話をしながら学校に通わせている。
ホームレス同然の生活をしている朝鮮族の孤児にとってマイナス20度の厳冬は生死にかかわる問題。このような窮状を聞いた姜仁秀氏(広島韓商会長)ら在日同胞が支援を申し出、現地の朝鮮族や日本人有志らと協力しながら取り組み、東アジア児童基金会(姜仁秀理事長)を設立した。
姜理事長は「同じ民族として孤児の惨状は放置できない。多くの皆さんの協力を仰ぎ孤児院の運営を軌道にのせたい」と協力を呼びかけている。支援年会費は1口3000円。連絡先は東アジア児童基金会(℡03・3302・0382)。振込先は三菱東京UFJ銀行虎ノ門支店(普)2991389「東アジア児童基金会 掘信」。
(2006.11.29 民団新聞)