掲載日 : [2007-01-01] 照会数 : 9309
運気隆盛願望の象徴「希望−日の出2007」
釜山海雲台海水浴場に設置された丁亥年の象徴造形物「希望−日の出2007」。
丁亥年は「赤い豚年」とされる。赤とは陰陽五行で丁が火・明を意味するからだ。ところが、陰陽五行にさらに分け入ると「黄金の豚年」になるという俗説も。満ちる10番目の丁亥年、すなわち600年に1回めぐって来る年とか。この年に生まれた子供は、特に財物運が強く多福とされる。この俗説は、若い夫婦の間に「妊娠・出産ブーム」を起こしている。古くから豚を財物の象徴として来た韓国人にとって、黄金の豚年説にはたとえ俗説でも飛びつきたいのだろう。低出産時代に歯止めをかけ,国運隆盛への期待心理も込められている。
(2007.1.1 民団新聞)