掲載日 : [2007-01-17] 照会数 : 6622
金敬得さんをしのぶ 2月24日に1周忌の集い
外国人の司法修習生採用に道開き30年
在日韓国人の人権擁護と地位向上、および韓日にまたがる多文化・多民族共生社会をめざす活動に尽力した「弁護士、金敬得さんをしのぶ1周忌の集い」が2月24日午後3時から、東京・水道橋の在日本韓国YMCA地下の「スペースY」で開かれる。
金さんの友人、知己が世話人会を構成し、昨年の「しのぶ会」に続いて計画した。会場では生前の金さんの想い出を語り合い、「別れがたき別れ」を告げる締めくくりとする。参加者には金さんを哀悼するメッセージを満載した追悼文集が配られる。会費1000円。
引き続き午後5時から9階ホールで「献杯の集い」も予定している。会費3000円。要予約。
金さんは49年1月12日、和歌山市生まれ。早稲田大学法学部を卒業し76年10月、司法試験に合格した。しかし、最高裁は外国籍を理由に司法修習生採用を拒否した。金さんは「韓国籍のまま弁護士になりたい」との希望を最後まで押し通し、77年3月に採用された。外国人司法修習生の第1号。その後は多くの外国籍者が弁護士をめざすようになった。
問い合わせはJ&K法律事務所(℡03・3359・8831、FAX03・3359・8832)。
(2007.1.17 民団新聞)