掲載日 : [2007-01-31] 照会数 : 11354
韓国のお正月 東京で体験 茶礼の膳や伝統遊び
[ 韓国の伝統遊びに参加して楽しむ来場者たち ] [ チェギチャギを楽しむ参加者 ]
中央会館で、ふれあいの輪
「ふれてみよう韓国のお正月」が27・28の2日間、東京・港区の韓国中央会館8階大ホールで行われた。2月18日の旧正月(ソルラル)を前に韓国文化院が企画したまるごと体験型イベント。両日とも市民が家族連れで来場し、にぎわった。
ホール中央にセベ(歳拝)の体験コーナーを設けた。装いを凝らした留学生の指導のもと、伝統儀礼に則ったお正月のあいさつを学んだ。韓国からの留学生と一昨年結婚したばかりというある日本人女性は、「立て膝ではなく、つい正座してしまう。細かいところが違う」といいながらも楽しそう。
このコーナーは手軽に異文化を楽しめ、セベットン(お年玉)をもらえるとあって高校生も順番待ちするほどの人気ぶり。隣にしつらえた茶礼の膳は特に主婦層の関心を集めていた。この2つは文化院でもいちばん力を入れていたというだけに企画担当者は、「これだけ関心を示してくれてありがたい」と喜んでいた。
このほかユンノリやチェギの伝統遊び、ハングル書道のコーナーも人だかりができていた。チョゴリの試着体験では、高校生が盛装した級友に一斉に携帯電話のカメラを向けていた。
福チュモニと民画教室のワークショップは定員オーバーとなる盛況。日韓親善協会中央会からは越智通雄理事長が駆けつけ、柳珍桓文化院長と歓談していた。昼にはお正月に欠かせないトックとお餅が参加者に振る舞われた。整理券各50枚は両日とも開場と同時に品切れとなった。
(2007.1.31 民団新聞)