掲載日 : [2007-01-31] 照会数 : 7727
横浜商銀と北陸商銀 7月17日に合併
[ 横浜商銀の臨時総代会 ] [ 北陸商銀の臨時総代会 ]
各臨時総代会で承認
横浜商銀信用組合(本店・横浜市、洪采植理事長)と北陸商銀信用組合(本店・福井市、姜栄文理事長)は19日、それぞれに臨時総代会を開き、対等で合併する内容の契約書などを承認した。合併日は7月17日で、存続組合は横浜商銀。組合名は中央商銀信用組合に変更される。
新名称は中央商銀信用組合
【横浜】横浜商銀は横浜市内の本店で第15回臨時総代会を開いた。出席者は総代128人中120人(委任状51)。
昨年7月に締結した合併契約書をはじめ、▽新役員の選任▽出資金の7割減資(7月13日実施)−−などが出席総代3分の2以上の特別決議で承認された。
洪理事長は「前執行部から引き継いだ繰越欠損金86億円を処理するため理事全員が出資金全額を返上したほか、組合員にも7割減資することになった点を理解してほしい」と説明した。
【福井】一方の北陸商銀は福井市内で臨時総代会を開き、▽合併契約書▽役員(理事19、監事3人)および総代候補者(125人)の推薦▽常勤役員の退任−−などについて審議、承認された。出席者は総代125人中124人(委任状55)。
合併後の営業地域は、神奈川、静岡、茨城、千葉、福井、富山、石川の7県となり、06年3月末現在で両組合を合わせた預金高は1273億7000万円、貸出金は868億5600万円となる。
■□
韓信協が談話
在日韓国人信用組合協会(韓信協、洪采植会長)は19日、次のような談話文を発表した(要旨)。
◇
本日、当協会会員組合である横浜商銀と北陸商銀の臨時総代会が開催され、来る7月17日を目途に合併することが決議されましたことについて、心よりお祝い申し上げます。
既にご存知の通り、両組合においては昨年7月14日に合併契約が調印され、合併後は横浜商銀を存続組合とし、北陸商銀は解散することが発表されましたが、現在その合併準備作業が進められております。
横浜商銀は健全経営基盤を構築するための選択肢として北陸商銀との合併を推進し、北陸商銀は今般の横浜商銀との合併によるスケールメリットの恩恵を糧として、一層の飛躍を期待しております。
今回は民族金融機関を存続させるための苦渋の選択でありましたが、当協会では、将来の金融・経済の環境変化に備え、地域・規模を問わず可能なところからの合併を進めております。
(2007.1.31 民団新聞)