掲載日 : [2007-02-07] 照会数 : 6131
<京都版>世界遺産 高句麗壁画古墳展
民団と総聯両京都府本部 京都市国際交流協が共同運営
「世界遺産高句麗壁画古墳の歴史的意義」について講演する上田正昭京都大学名誉教授
民団と総聯の両京都府本部、京都市国際交流協会の3団体が共に運営している文化事業コリアンサロン「めあり」設立3周年を記念して、高句麗壁画古墳の魅力を写真で紹介する「世界遺産高句麗壁画古墳展」(共同通信社共催)が昨年10月31日から11月12日まで、京都市国際交流会館の特別会議室で開催された。
開場に先立ち、金有作民団京都府本部団長、金学福総聯京都府本部委員長、伊佐久次京都市国際交流協会事務局長、上田正昭京都大学名誉教授、薗部英一共同通信社京都支局長の5氏が、関係者約100人が見守る中、テープカットを行った。
コリアンサロン「めあり」設立3周年記念事業
式典では伊佐久次事務局長が千玄室京都市国際交流協会理事長の祝辞を代読。この後、金有作民団団長が「政治的、社会的状況は厳しいが、世界に誇る高句麗壁画古墳展の開催は意義がある」と述べた。金学福総聯委員長は「京都の総聯と民団が一緒に行ってきた権利擁護や市民活動はこれからも継続したい」と話した。続いて上田正昭京都大学名誉教授が「設立3周年を迎えたコリアンサロン〞めあり〟の記念事業である本展が、京都市民と在日コリアンの相互理解と文化交流の一助となることを願う」と述べた。
壁画展示期間中の昨年11月4日、午後2時から京都市国際交流協会イベントホールにおいて、上田正昭京都大学名誉教授が「世界遺産高句麗壁画古墳の歴史的意義」と題して講演、市民230人余りが参加した。期間中の総入場者数は約2000人だった。
開催期間中の11月3日は多文化共生をテーマにした「国際交流会館オープンデイ06」が同広場で開催され、婦人会京都府本部が出展した屋台に長蛇の列ができた。
(2007.2.7 民団新聞)