掲載日 : [2007-02-07] 照会数 : 7651
国際教育推進 「提言」の骨格固まる…岡山市
国際教育の推進を 「提言」の骨格固まる 岡山市外国人会議
【岡山】外国人市民の視点から「共に暮らしやすい多文化共生のまちづくり」をめざしている岡山市外国人市民会議(尹相根委員長=岡山韓国商工会議所専務理事)が1月28日、市内の会館で締めくくりのオープン会議を開いた。
この日の会議は市が05年2月に設置して以来、2年間8回にわたった討議の成果をふまえ、一般の市民から広く意見を聞くために開いた。外国人市民ら70人が参加した。
8人の委員からは行政サービスの多言語化や居住支援の推進、国際理解教育について提言の骨子を報告した。会場参加者からは「行政にやる気さえあれば多言語の表示は可能」といった応援の声が聞かれた。この日のオープン会議の成果を盛り込んだ提言書は2月中にまとめ、市長へ直接手渡す方針。岡山市市民局の長島純男局長は「外国人市民と一緒に汗をかいていい形で前進できるよう、実り多い会になることを願っている」と期待を寄せていた。
岡山市在住の外国人市民は76カ国9285人にのぼり、市の総人口約70万人のうち1%を越えている。
(2007.2.7 民団新聞)