掲載日 : [2007-02-28] 照会数 : 7170
「民団の改革に期待」 羅駐日大使離任の歓送会
[ 鄭団長から感謝状を贈られる羅大使 ]
任期を終えて帰任する羅鍾一駐日特命全権大使の歓送会が23日、都内のホテルで開かれ、民団中央本部の3機関長ら200余人の同胞幹部らが約3年間の労苦に謝意を示した。
鄭進団長は「歴史教科書問題や靖国神社参拝、独島問題など、厳しい韓日関係の中にありながらも関係改善のために尽力された」と称えながら、「韓国の伝統的価値観である孝道を同胞社会に広く普及させるために孝道賞を設置し、大きな成果を得ることができた。また、大使から捻出していただいた文化振興基金の趣旨を生かし、文化事業を推進していく」と歓送辞を述べた。
羅大使は「世代交代にともない民族的、文化的な根本が薄れると同時に、在日同胞の減少という局面を迎えている。厳しい時期にこそ、指導団体としての民団の時代に合った改革が求められる」とあいさつした。
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大阪でも歓送会
大阪でも15日、民団大阪本部(金漢翊団長)大ホールで開かれ、鄭華泰駐大阪総領事はじめ近畿2府4県の同胞ら約300人が駆けつけた。
金団長は「在日同胞社会のさまざまな課題に多大な尽力をいただき、感謝する」と祝辞を述べた。羅大使も「民団の発展のため今後も力を尽くすことを約束する」とあいさつした。
(2007.2.28 民団新聞)