団長新任4氏、再任9氏
活性化へ思いひとつ 財政・人材 開発急ぐ
任期満了にともなう定期地方大会と臨時大会が25日までに13地方本部で開かれ、新3機関長が選出された。また、地方委員会も37地方本部で開催され、民団再生への意思を統一し、戸別訪問活動や財政自立のための諸活動など07年度方針を採択した。
(地方委員会については、次号4月4日付で総集編として掲載予定)
全国トップを切って11日に開かれた
愛媛県本部(第42回臨時大会)では、3機関長とも立候補がなく、選考委員会の推薦で宋喜龍団長代行を団長に選出したほか、栄漢議長、金善吉監察委員長を承認した。宋団長は「同胞愛と助け合いの精神で取り組みたい」と決意を新たにした。事務局長は認准されなかった。
18日は富山と広島がそれぞれ第31回定期大会を開いた。
富山県本部も立候補者がなく、選考委員会の推薦で宋勇団長、李容基議長、金仁監察委員長の新任3機関長が誕生した。事務局長を14年間務めた宋団長は「これまでの裏方から団長に就くことになったが、全力投球したい」と語った。新事務局長の認准はなかった。
広島県本部は3機関長とも単一候補で、権五源団長、沈勝義議長、権俊五監察委員長を選出した。権団長は「若い世代から人材を発掘し民団活動を盛り上げたい」と抱負を述べた。中央本部から鄭進団長が出席した。
23日の
埼玉県本部(第38回)は、団長と監察委員長候補に2人ずつ立候補したが、選挙の結果、現職の鄭平普団長が40票を獲得し、9票の李奎煥氏を退けた。監察委員長選は韓利煕川口支部顧問が所信表明の後に辞退したため、田 副団長が選出された。議長には単一候補の金昌富副団長が選ばれた。
24日は5地方で開かれた。
東京本部(第47回)は、3機関長とも単一候補のため、李時香団長、金龍濤議長が再選され、羅基祖監察委員長が新たに選ばれた。新事務局長には河在龍副局長が認准された。
千葉県本部(第38回)は、現職3機関長がそれぞれ単独立候補し、金豊成団長、丁源昊議長、成忠雄監察委員長を再選した。金団長は「財政難への対処、支部統合、会館保全に全力を尽くしたい」と新たな決意を述べた。
新潟県本部(第48回)は、団長、監察委員長が単一候補となり、李鐘海団長を再選、梁宗錫監察委員長を新たに選出した。議長は選考委員会の推薦で金鉄寿氏を承認した。李団長は「次世代の育成が急務だ。全力で取り組む」と語った。
宮城県本部(第38回)は、単一候補の李根団長、田炳樽議長、韓廣文監察委員長を選出した。李団長は「希薄になっている団員と執行部の関係を改善し、民団の中に団員の居場所を多くつくりたい」と抱負を述べた。大会の席上、駐仙台総領事館の新庁舎建設に多大な尽力があったとして、李鍾七総領事から鄭圭泰常任顧問に感謝牌が贈られた。
愛知県本部(第37回)は、中央本部の鄭進団長が出席する中、梁東一団長、丁海遊議長、卞利長監察委員長の再選を決めた。梁団長は「自主財政確立と組織強化、事業部を中心に新たな事業展開をしたい」と再出発に向け決意を新たにした。
25日は4地方で開かれた。
岐阜県本部(第33回)は、一人立候補していた現職の呉俊植団長を再選したほか、2機関長は選考委員会の推薦で朴正雄議長、金八龍監察委員長を新たに選出した。呉団長は「本部と中央、本部と支部の連携をより強めたい」と述べた。
三重県本部(第38回)は、3機関長とも立候補者がいなかったため、選考委員会が現職の殷鍾秀団長、申載永議長、金炳潤監察委員長を推薦し、3機関長の再選が決まった。
和歌山県本部(第50回)も同様に選考委員会が現職の朴哲夫団長、権逸議長、高相九監察委員長を推薦、再選となった。
長崎県本部(第50回)は、選考委員会の推薦で尹明徳団長と趙容来議長の再選を承認、監察委員長には李重植元団長が選出された。尹団長は「執行部だけの力ではなく、皆さんの支えによって民団活動を活性化させたい」と意欲を示した。
(2007.3.28 民団新聞)