掲載日 : [2007-04-04] 照会数 : 9050
死と生を考える「葬送と美」 劉里知さんが伊丹で企画展
韓国の金属工芸作家、劉里知さんの企画展「葬送と美」が6〜22日まで、兵庫県伊丹市の伊丹市立工芸センターで開かれる。
美しい生の一つの形式として葬送のなかに美の表現を見い出す劉さんの作品。近年、骨壺をはじめとした葬送具などの作品を発表している。日本では葬儀や供養など葬送のあり方が多様化し、韓国でも土葬から火葬への転換が進められ、様式が変化している。
今展では作品を通して韓国と日本の文化の相違や近しさを知ると同時に、死と生の意味を考える。出展は香炉、ろうそく立て、花瓶など。
7日に公開シンポ
7日15時から公開シンポジウム「葬送と美から、いのちの現在へ」を開催。会場は旧岡田家住宅酒蔵。参加は劉さん、国立民族学博物館名誉教授の野村雅一さんら。
開館10〜18時(最終日16時半)。休館月曜日(月曜日が祝日のときは翌日休館)。入場料無料。問い合わせは同センター(℡072・772・5557)寺本。
(2007.4.4 民団新聞)