掲載日 : [2007-04-04] 照会数 : 7441
桜の下で韓国民謡アーチョッター! 各地で野遊会
[ 気持ちよさそうに踊る参加者たち(京都) ] [ 三重・桑名支部の花見会 ]
桜が咲くのを待ちかねたかのように各地の民団本・支部が、団員を慰労する野遊会を開いている。参加者は婦人会の準備した料理をほおばり、韓国民謡に体を揺らした。思わず「アー、チョッター」の声も聞かれた。
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本・支部合同で 民団京都本部
民団京都本部(金有作団長)は創団60周年を記念して初の本・支部合同野遊会を1日、京都国際学園運動場で開いた。800人が親睦を深めた。
運動場には15支部がそれぞれテントを設営、午前中から肉を焼く煙があたりに立ちこめた。弁当を広げるころには、学園内の農園で栽培されたサンチュ(チサ)が振る舞われた。
京都国際学園保護者で構成するオモニコーラスがチャンゴの伴奏に乗って「ソウル讃歌」を歌い始めると、団員は1列になって前の人の肩に手を置き、ジェンカ風に歩きながら踊った。
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舞踊広場の様相 民団愛知・知多支部
民団愛知・知多支部(李東旭支団長)は1日、東海市内で婦人会支部が準備した焼き肉、ナムル、キムチなどを囲んで花見を楽しんだ。家族連れの団員80人が参加した。
李支団長がチャンゴのリズムを奏でるや、婦人会員やハルモニたちは一斉に立ち上がり「アー、チョッター!」と声を出して気持ちよさそうに踊り出した。
花見会場となったしあわせ村内キャンプ場はさながら「舞踊広場」となったかのようだった。
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太極旗高らかに 民団三重・桑名支部
走井山公園内の象徴ともいうべき桜の木に今年も太極旗がくくりつけられた。民団三重・桑名支部(車正博支団長)がこの桜の木の下で野遊会を開いてはや20年余り。20年の歳月の経過に合わせてこの桜の木も成長してきた。
花見会の主役はなんといってもハルモニたち。婦人会が丹誠を込めた料理をほおばりながら「元気やった?」「ひさしぶりやな!」と声を掛け合っていた。車支団長は「1世のお年よりたちの笑顔がとてもうれしい」と笑った。団員100人が集まった。
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和歌山に遠出 民団大阪・八尾支部
民団八尾支部(任龍鶴支団長)は3月25日、和歌山県紀三井寺まで遠出して桜を楽しんだ。民団大阪本部管内ではトップを切っての野遊会となった。同支部のデイハウスに通うお年寄りら130人が参加した。
あるハルモニは「美味しい食べ物と友だちとの楽しい会話が元気の源」と話していた。
(2007.4.4 民団新聞)