掲載日 : [2007-04-04] 照会数 : 8069
48本部で方針承認 地方委終わる
創団60周年事業 各地で
07年度活動方針を決める地方委員会が、3月11日から4月1日まで全国48本部で開かれた。
高齢者視野に
▼11日=静岡本部(第51回)は、韓国料理教室開催、高齢者のための民団サランバン運営などを報告。また、本部直轄の富士支部を解散し、管内同胞に対する業務は本部で担当することにした。
島根本部(第59回)は、韓日親善・相互理解を深めるシンポジウムや交流事業を通じて日本人約40人による「民団をサポートする会」が発足したのをはじめ、同事業に対して県から支援金が支給されるなど、独自事業を積極的に展開したことが成果的に報告された。
愛媛本部(第58回)は、特別会計を本部、支部会館改修に使用することを報告した。
▼18日=長野本部(第59回)は、DVDで活動報告を行う斬新さを見せた。方針では善光寺と協力しながら、朝鮮通信使400年記念イベントを長野市内で実施することを決めた。また、松本支部を本部に移し、同支部建物を賃貸で活用するほか、諏訪、伊那、飯田支部を統合、南信支部にすることを承認した。
富山本部(第52回)は、中央方針に則った方針案を採択したほか、地方委員・代議員定数を30人から25人に変更することを決めた。
被爆者調査へ
広島本部(第48回)は、中央本部の鄭進団長が参席する中、06年は、創団60周年事業として5月に朝鮮通信使行列、10月に青商と共催した「国楽芸術団公演」に1200人を動員。また、原爆被害者対策特別委員会の活動として、小・中・高・大学などを巡回し、3千余人に在日の被爆実態を証言したことなどが成果的に報告された。方針では、被爆死没者調査の全国展開などを決めた。
▼21日=石川本部(第77回)は、①地方参政権意見書採択100%達成②韓日で尹奉吉義士慰霊事業③韓日友好親善活動‐などを報告した。
▼22日=青森本部(第43回)は、オリニ事業の推進や本国との交流活動を通じた民団アピールなどを決めた。
▼23日=埼玉本部(第60回)は、①支部統廃合と組織一元化による収益事業活動②県知事の従軍慰安婦否定発言に対する抗議行動‐などを報告した後、団費徴収倍加活動推進、韓国語弁論大会などの方針を採択した。
東部支部を直轄
岩手本部(第13回総会)は、創団60周年事業の推進や東部支部の本部直轄などを決めた。
福井本部(第55回)は、06年9月にコスモス結婚相談所を開設、同胞の結婚問題に積極的対処を報告した。
大分本部(第54回)は、①団員実態調査②県下4市の地方公務員国籍条項撤廃運動②広報誌「民団大分」の充実化‐などの方針を決めた。
全世帯戸別訪問
▼24日=東京本部(第47回)は、①全世帯戸別訪問②創団60周年行事開催③同胞生活センターの運営などを採択した。
フェスタ07開催
神奈川本部(第47回)は、①民団神奈川60年史発刊②かながわ外国人住まいサポートセンター活動の継続③孫基禎・ベルリン五輪優勝70周年行事開催‐などを報告した後、方針では①全世帯戸別訪問②あーすフェスタ神奈川07の共催‐などを決めた。
1世帯1保険へ
千葉本部(第46回)は、①保険事業推進委員会設置②ホームページ開設‐などを報告。方針では1世帯1保険運動などを採択した。
山梨本部(第13回総会)は、韓国語講座と新規定住者のための日本語講座開設などを決めた。
外国籍会に参加
新潟本部(第43回)の報告では、05年に設立された新潟市外国籍市民懇談会の委員として金振謙事務局長が就任、在日の諸問題解決に向けた積極参与を評価した。
宮城本部(第51回)は、①08年新年会の場で創団60周年事業を開催②民団宮城文化センター事業の拡大③百済人望郷の碑伝承事業の継続‐などを決めた。
学生会を再建
愛知本部(第55回)は、①愛知平和フォーラム開催②学生会の再建など‐を報告。方針では会館を活用した収益事業の推進などを決めた。
国籍条項全廃へ
大阪本部(第53回)は、支部巡回活動の成果をまとめたレポート発行を成果的に報告。方針では大阪府の事務職、大阪市の消防職の国籍条項撤廃活動などを採択した。
通信使の活用も
京都本部(第55回)は、①創団60周年記念式典②百済門建立③資産保全のためのNPO法人立ち上げなどを報告した後、方針として①支部を拠点にした福祉活動推進②朝鮮通信使400周年の活用‐などを決めた。
HPを開設
岡山本部(第46回)は、①朝鮮通信使400年記念行事②創団60周年事業③ホームページ開設‐などの方針を採択した。
山口本部(第47回)は、①全世帯の戸別訪問②各種福祉事業の展開‐などの方針を決めた。
福岡本部(第51回)は、①ブライダル事業を年数回開催②10月のマダンとして青年会と合同で運動会実施‐などを方針として採択した。しかし、新会館建設問題をめぐり紛糾。李淳喜団長の不信任動議が出され、李団長が辞任することになった。副団長が不在のため、50日以内の臨時大会開催となった。
宮崎本部(第13回総会)は、朴道淳監察委員長が辞任したため、臨時総会開催または代行を置くことが決められた。
熊本本部(第43回)は、①民団熊本体育祭②韓国語講座開講などの方針のほか、地方委員・代議員数の削減を決めた。
同胞犠牲者調査
沖縄本部(第1回総会)は、方針として①オリニ林間学校の開校②専門委員会「韓国人犠牲者調査委員会」設置‐などを決めた。
▼25日=西東京本部(第53回)は、3月14日に急逝した李忠征団長の後任として呉穆洙副団長の団長代行を承認した。また、中央方針に則り、地方参政権獲得運動などを積極的に進めることを決めた。
群馬本部(第43回)は、①ハングル講座実施②会報「オスンドスン」発行などを報告、①財政の自立化対応②同胞生活センターの基盤造成‐などの方針を採択した。
岐阜本部(第63回)は、①地方参政権獲得②全世帯の戸別訪問‐などの方針を決めた。
三重本部(第49回)は、①地方参政権運動の意見書採択運動②支部単位の戸別訪問活動③人権啓発漫画冊子の発刊‐などを報告した。
防災冊子を制作
兵庫本部(第48回)は、①財政確立のための保険事業②阪神大震災の教訓を生かした防災マニュアル製作‐などを報告。方針では学者・有識者による懇談会を構成、提言を受けることにした。
奨学金を支給
滋賀本部(第46回)は、滋賀韓国人育英会の運営で大学生に奨学金支給を報告。方針では広報誌「アンニョンハシムニカ」の定期発刊などを決めた。また、副団長に金炳学氏を補選した。
和歌山本部(第45回)は、地方参政権獲得運動など、中央方針に基づく諸活動を展開することを決めた。
福祉活動に力点
鳥取本部(第26回)は、①福祉事業(アジメ奉仕隊)推進②参政権獲得に向け、市民意識啓発・啓蒙シンポジウム開催‐などを決めた。
長崎本部(第51回)は、地方参政権運動などを積極的に展開することを決めた。
佐賀本部(第53回)は、①光復節記念事業として韓服試着や伝統ノリの体験会②韓国・高興郡と鹿島市の姉妹結縁‐などを報告。方針では「同胞生活センター」の設置などを決めた。
▼26日=山形本部(第13回総会)は、①韓日親善10月マダン「芋煮会」開催②日韓親善協会と韓国公式訪問③韓中日3カ国少年サッカー大会実施‐などを報告した。
▼27日=秋田本部(第12回総会)は、広報誌「秋田民団通信」の発刊を報告、方針では日韓親善協会及び県議会の韓国側との姉妹結縁協力などを承認した。
▼28日=茨城本部(第44回)は、①戸別訪問活動強化②保険事業の積極推進③青壮年の「仲間づくり」活動展開‐などの方針を採択した。
民団講座今年も
北海道本部(第46回)は、①同胞講師による年5回の「民団カレッジ」開催②慰霊事業と遺骨調査事業‐などを報告、①財政活動②Eメールによる公文書処理の迅速化‐などの方針を決めた。
マダン開催へ
福島本部(第52回)は、①全世帯戸別訪問②創団60周年記念10月のマダン開催‐などを採択したほか、金定男議長辞任にともなう金信鍾副議長代行と金龍吉副団長の事務局長兼任を決めた。
高知本部(第57回)は、全世帯の戸別訪問など中央方針に基づき推進することを確認した。
「教科書」取組み
▼29日=栃木本部(第57回)は、報告で「つくる会」の教科書を採択した大田原市教委に対する「撤廃要求」新聞広告発表と「取り消し訴訟」への支援などを報告した。方針では日光市との連携による地域祭り参与、本国との交流などを決めた。
徳島本部(第56回)は、全世帯の戸別訪問、同胞生活支援などを採択した。
▼31日=奈良本部(第52回)は、青年会再建に向けた活動を報告、方針では全世帯の戸別訪問などを決めた。。
日韓交流協設立
香川本部(第55回)は、①日韓交流協会設立②ホームページ開設‐などの報告のほか、戸別訪問活動など中央方針に則った活動を承認した。
▼4月1日=鹿児島本部(第13回総会)は、事務所移転による財政節約や韓国語講座などを報告した。
(2007.4.4 民団新聞)