掲載日 : [2007-04-11] 照会数 : 8078
成功へ戸別訪問徹底 07青年ジャンボリー
[ 在日青年会の会長団研修会と会長会議(7日、中央会館) ]
会長会議で実施要綱確定
在日韓国青年会中央本部(康孔鮮会長)は7、8の両日、中央会館に12地方30余人の幹部を集め、全国会長団研修会と会長会議を開いた。会議では、「07青年ジャンボリー」計画について細部にわたる検討を加え、同事業成功の鍵を握る動員活動の切り札として全国キャラバン実施要綱を確定させた。キャラバン隊(隊長=林永起・中央本部組織部長)は5月14日の出発式を皮切りに、全国の同胞家庭を戸別訪問し、ジャンボリーの動員活動に全力を傾注する。
結成30周年記念事業として、2月の中央大会で採択されたジャンボリーは、在日青年500人が9月14日〜17日までソウル及び近郊を訪れ、本国の同世代と交流しながら、出自や自らの存在を問い直そうというもの。
青年会は現在、在日3、4世で構成され、結成時のように会員=韓国籍青年という共通項だけではくくれないほど国籍も価値観も多様化している。85年から施行された改定国籍法により、韓国籍出生者が大幅に減少したことから、会の対象者自体も減少した。
総力を挙げて同事業成功に賭ける青年会では、「青年層の掘り起こし」に主眼を置き、動員活動に専念する「全国キャラバン07〜集え青年〜」(仮称)を計画、会長会議で実施要綱を確定させた。
キャラバン隊本隊は5月14日の出発式から7月31日の終了式までの2カ月半を3期に分け、全国48の民団地方本部を巡回し、1000軒の戸別訪問を実施する。青年会の地方幹部は不実組織の活性化に注力する。
第1期は5月31日までの間、近畿、九州地協の各民団を訪れる。第2期は6月5日〜7月2日、中国、四国、中北を回り、中間報告会を開く。第3期は7月10日〜7月31日、関東、東北、北海道を巡回した後、総括を兼ねた終了式を行う。
キャラバン隊が受け持つ1000軒を含め、青年会では民団の協力を得ながら、3200世帯を戸別訪問し、一人でも多くの青年に直接会い、青年会に結集させるよう全力を傾注していく。
また、7日に開かれた研修会では、康会長や朴善貴、高幸伯両副会長を中心に07年度方針の浸透、30周年事業の周知徹底を柱に、組織講座を組んだ。民団中央本部からは、新任の朴相泓組織局長が同胞社会の将来問題をテーマに、5・17事態にいたる経緯と同胞諸団体の動向を説明、裴哲恩宣伝局長が、青年会の指紋拒否闘争を核にした80年代の外国人登録法改正運動を振り返り、社会運動の重要性を強調した。
(2007.4.11 民団新聞)