掲載日 : [2007-04-11] 照会数 : 13279
東京大学を首席卒業 チェ・ウンミさん
[ 「総長賞」第1号にも選ばれた ]
修士・博士課程もごぼう抜き
東京大学物理工学科に留学中の韓国人、チェ・ウンミさん(24)が3月23日、首席で卒業した。韓国籍者の首席卒業生は同大開校以来初めて。チェさんは併せて卒業生全体の中から選ばれる「総長賞」の第1号も獲得した。これは全学部卒業生3264人はもとより大学院修士課程2865人、博士課程1153人の各修了生をごぼう抜きしての快挙だ。
チェさんは在学中の4年間、常に最高水準の成績を維持してきた。これは韓国国内の成績に換算すると、4点満点の3・9点に相当する。卒業論文も「真の意味での光通信基礎をつくる可能性を開いた」と高い評価を受けた。
チェさんはソウル明徳外国語高校3年生の時、日本の全国学力コンテストにあたる修学能力試験でトップ。同年12月の国費留学生選抜試験で合格し、1年間の日本語研修を経て、02年東京大物理工学科に首席入学した。
チェさんは東大での4年間を振り返って、「ストレスを受けつけない性格なので黙々と勉強しただけ。自信を失わないのも大きい力になった」と話している。
同大大学院の物理工学専攻修士課程にも首席で合格したチェさんは、光学・量子力学・固体物理学の各分野を研究する予定だ。チェさんは「米国でも博士学位を受けて、いずれは韓国で教壇に立つのが夢です」と明るく笑った。
(2007.4.11 民団新聞)