掲載日 : [2007-04-25] 照会数 : 4855
<韓商連>軌跡45年に自負新た
[ 式典・祝賀会には740人が出席した=16日、東京 ]
同胞経済の基盤築く
世界韓商の中軸に
在日韓国商工会議所(韓商連)の創立45周年記念式典・祝賀会(16日)には全国の韓商会員をはじめ韓日の国会議員、民団、婦人会など関係者740人が出席して盛会となった。式典では各種表彰式を行ったほか、歴代会長に功労牌を授与した。
記念事業の実行委員長である呉賛益東京韓商会長の開会宣言に続いて、崔会長があいさつに立ち、「1962年に在日韓国人商工会連合会(現・韓商連)が設立された。在日同胞経済の基盤構築に尽力したほか、韓日国交回復前でありながら韓日経済の架け橋役を担った」と述べ、「特に在日1世が祖国の発展に心血を注ぎ、新韓銀行や在日韓国人本国投資協会、第一スポーツセンターなどを設立したほか、88年ソウル五輪や97年IMF通貨危機、サッカー02年ワールドカップ韓日共催などに多大な支援を行った」と強調した。
民団中央本部の鄭進団長は「全国29カ所に1万社の会員を擁する韓商連は、在日同胞の生活向上および地位向上の牽引力となってきた。同胞社会のさらなる発展のために一層の飛躍を期待する」と激励した。
新任の柳明桓駐日大使は「昨年の韓日貿易額は過去最高の784億㌦にのぼった。両国は協力しながらアジアの時代を開くべきで、韓国経済のダイナミックさと日本経済の精巧さを兼備した在日同胞経済人の活躍こそ重要だ」と期待を寄せた。大韓商工会議所の孫京植会長も「本会と在日韓商が昨年10月に協力議定書を締結したが、これは世界韓商ネットワーク強化の起爆剤になる」と指摘した。
下村博文・官房副長官が安倍首相の祝辞を代読し、「45年前、600億円に過ぎなかった日韓の貿易額は、昨年9兆円にまで拡大し、人的交流も年間450万人に達した。在日商工会議所をはじめ関係者の努力のたまものだ。今日のグローバル時代、一層の経済協力が不可欠だ」と述べた。
これまで韓商の発展に貢献してきた会員に対する表彰式が行われ、駐日韓国大使賞は韓商連の徐正一副会長ら4氏、最優秀常任理事賞は申均三常任理事、最優秀地方韓商賞は兵庫韓商がそれぞれ受賞した。
歴代会長・親族には功労牌が贈呈され、代表して第4代会長の張斗会氏が「後輩たちがこんなに立派な式典を開きうれしく思う。今後も韓商への応援をお願いしたい」と謝辞を述べた。
総会後の記念祝賀会では、在外同胞財団の李求弘理事長が「先輩の在日商工人は祖国の貧しい時代、故郷に学校を建て、橋を架け、セマウル運動の推進役を担った。〞漢江の奇跡〟の基礎を築いたといっても過言ではなく、私自身、その祖国愛を目撃してきた。その恩を決して忘れてはならない」と力を込めて語った。
この後の祝賀会では、韓国の国民的歌手・太珍児(テジナ)とヒョンスクの歌を楽しんだ。
(2007.4.25 民団新聞)