掲載日 : [2007-04-25] 照会数 : 6957
朝鮮通信使の道 友情ウオーク 515キロ踏破し釜山入り
[ 歓迎の人波の中、東莱区役所に到着、バラをプレゼントされる友情ウオークの一行 ]
拍手の中、パレード
【釜山】「21世紀の朝鮮通信使 ソウル‐東京 友情ウオーク」(日本ウオーキング協会・韓国体育振興会主催、民団中央本部後援)の一行は19日、1日のソウル出発以来、515㌔を踏破して釜山に到着した。
韓国での最終日は梁山市熊上邑からの出発。歩行速度は連日の疲れにもかかわらず時速5・5㌔を維持し、昼過ぎには釜山市街地に入った。東莱区の明倫小学校で隊列を整え、警察ブラスバンドの先導によるパレードに移った。
「21世紀の朝鮮通信使」の幟や太極旗をかざして進むと、テレビ・新聞のカメラマンや市民が詰めかけ、拍手も沸き起こった。かつて、通信使も通った古道とされる、買い物客で混雑する市場を経て、東莱区役所に到着した。ウオーク隊員1人ひとりにバラの花がプレゼントされた。
歓迎式の後、慶星大学の姜大敏教授から「朝鮮通信使の今日的意味」と題した講演があった。姜教授は「通信使が携えた文化は、日本が高い文化水準にあったからこそ受け入れられた。2国間の文化交流は相互作用が大切だ」と結んだ。
一行は東莱温泉の中心街にある足湯につかり、お茶で乾杯しながら疲れきった「足」に感謝し、釜山ゴールを喜び合った。
(2007.4.25 民団新聞)