掲載日 : [2007-04-25] 照会数 : 8095
神戸に映画資料館開設 在日同胞ら支援呼びかけ
【兵庫】古今の貴重な映像資料を収集し、映画文化の歴史を発信していく「神戸映画資料館」(安井喜雄館長)が兵庫県や神戸市の支援を受けこのほど、有志の手で神戸市長田区に開設された。地元では阪神淡路大震災で疲弊した町の活性化につなげようと、映画関係者ばかりか在日同胞も多数、資料館への支援と参加を呼びかけている。
映画資料館では個人や企業・団体の所蔵する映画フィルムの収集、保存を進め、上映していく。現在約5000本が集まっている。また、関連資料・書籍も集めている。同時に将来の映画文化を担う人材養成の場としても活用していく。
アジア映画社の代表で映画資料館副館長を務める朴炳陽さんは「商業性がないからと、埋もれたままだったフィルムが多数集まっている。韓国のものも多数ある。感動を分かち合い、語り合える資料館にしていきたい」という。
神戸映画資料館を市民のサポーターの手で支えようと、近く、神戸映画資料館を支える会(代表世話人、宍田正幸・新長田まちづくり株式会社社長)が発足する。年会費は個人・企業(団体)とも1口5000円から。会員には資料館の閲覧室利用や会員限定上映会の無料入場、通常上映作品の割引などの特典がある。
問い合わせは℡・FAX078・754・8039「神戸映画資料館を支える会」。
(2007.4.25 民団新聞)