掲載日 : [2007-04-25] 照会数 : 9687
「民団と心をひとつに」 柳明桓新大使
[ 民団への感謝を述べる柳明桓新大使 ]
歓迎レセプションで強調
第17代の駐日大使に赴任した柳明桓大使を歓迎する民団のレセプションが20日、都内のホテルで開かれた。2007年前半期全国地方団長・中央傘下団体長会議の参加者、民団東京本部幹部をはじめ、250人が出席した。
柳大使は、鄭進民団中央団長の歓迎辞を受けての答辞で、30年前の初の海外勤務地が日本であったこと、当時、日本語を一生懸命勉強し、在日同胞および同胞社会について学び、いろいろと教えられたと振り返り、「民団を中心とした同胞の皆さんには、祖国が苦しい時、大変助けてもらった。特にソウル五輪の時、100億円という想像を超えた誠金を送ってくれたことを高く評価している。そのことは、誰よりもよく知っている」と感謝の意を表明した。
続けて、「在日同胞問題は、歴史を知る人が、共に悩み考えていかなければならないと信じている」と強調し、「今日の全国地方団長・中央傘下団体長会議に参加したが、政府補助金問題については、民団と共に、円満に調整していきたい。民団と政府は常に協調に努めてきた。この問題について全国の地方本部が受け入れ、協力してくれることに改めて感謝する」と述べた。
また「政府補助金問題は民団中央本部の活動に支障がないよう円満に解決されるよう最善を尽くす。民団と心をひとつにして、民団がさらに発展するようにしたい。地方と中央が共に前進するよう、最善を尽くすことを、この席で今一度約束する」と繰り返し強調した。
柳大使は、最後に「私の在任中、民団の団結・発展に尽力する」と重ねて表明した。
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柳明桓大使は19日、民団中央本部を訪問、鄭進団長ら3機関長、傘下団体長、李時香東京本部団長らと懇談、その後、在日同胞史と民団60年の足跡を紹介するDVDを観賞した。
(2007.4.25 民団新聞)