掲載日 : [2007-05-08] 照会数 : 10694
安部首相に「慰安婦」決議文 婦人会代表団
旧日本軍「慰安婦」問題に対する安倍晋三首相の発言に国際社会からの批判が高まっていることに関連、婦人会代表団は被害者への公式謝罪を求める安倍首相に宛てた決議文を4月25日、内閣府に伝達した。決議文はこの日、婦人会第20回定期中央委員会で採択されたもの。
婦人会は、「慰安婦」とされたハルモニたちを官邸に招き、首相自ら直接謝罪するよう求めている。さらに、日本政府としての一刻も早い正式謝罪と補償も要請した。決議文は康仁順婦人会中央本部副会長が読み上げ、内閣府大臣官房総務課の山田哲範調査役と同調整第1係の五十嵐哲也係長に手渡した。安倍首相に届けると約束した。
席上、夫会長は「慰安婦」問題はアジア女性基金のような民間レベルではなく、日本政府自らが対応するべきだと重ねて働きかけた。また、余玉善副会長は、「証拠がないと臭いものにふたをしながら、米国が取り上げると認めるというのは信じられない」と述べた。
(2007.5.8 民団新聞)