掲載日 : [2007-05-16] 照会数 : 4619
<南北鉄道>あす56年ぶり運行 暫定で
恒久策は継続協議
板門店の北側の「統一閣」で8日から開かれていた第5回南北将官級軍事会談は11日、南北を縦断する鉄道、京義線と東海線の試験運行の17日実施に向けた暫定的な軍事保障合意書に合意した。
これにより、韓国戦争中の51年6月に運行を全面的に中断して以来、56年ぶりに列車が南北非武装地帯(DMZ)に入り、軍事境界線を越える見通しとなった。試運転は1回限りとなる。
合意書は、17日に限って軍事境界線の一部区間開放や、刺激する行動の自制、参加人員や物資の相互通報などを定めた。
京義線は韓国・ 山駅を出発した列車が北韓・開城駅まで行ってから 山駅に戻り、東海線は北韓・金剛山青年駅を出発し韓国・猪津駅から金剛山青年駅に戻る。
会談で韓国側は、南北間の道路・鉄道を利用した人の往来や物資輸送を対象とする広範囲な軍事的な安全保障措置に関する合意書の締結を提案したが、北韓側は拒否した。恒久的な措置については7月初めの次回会談で協議する。
(2007.5.16 民団新聞)