掲載日 : [2007-05-16] 照会数 : 7340
<青年会>80日間全国キャラバンスタート
[ キャラバンに出発する青年会員たち(康会長と握手する鄭団長=右) ]
30周年ジャンボリーへ結集訴え
いざ1000戸訪問へ
同胞青年のさらなる結集を期して、北海道から九州まで日本全国48地方本部を巡回する在日韓国青年会中央本部(康孔鮮会長)の「みんな集まれ!青年キャラバン2007〜80日間全国一周」が、11日の出発式を皮切りに開始された。キャラバン隊は、1000軒の同胞宅を訪問して1人でも多くの青年と意見を交換、9月に母国で実施の「07青年ジャンボリー」への参加を呼びかける。
「07青年ジャンボリー」は、青年会結成30周年記念事業として実施される。在日青年500人が9月14〜17日までソウルおよび近郊を訪れ、本国の同世代と交流しながら、出自や自らの存在を問い直そうというもの。
キャラバン隊は、同事業を成功させるために、「青年層の掘り起こし」に主眼を置き、各地同胞の家庭を戸別訪問し、多くの青年たちと会って語り合い、青年会の活動をアピールし、ジャンボリーへの参加勧誘を行う。
キャラバン隊本隊は、7月31日の終了式までを3期に分け、全国の民団地方本部を巡回する。
第1期は5月31日までの間、京都を皮切りに近畿、中国地協の各民団を訪れる。第2期は6月5日〜7月5日、九州、四国、中北、関東を回り、中間報告会を開く。第3期は7月9日〜31日、関東、東北、北海道を巡回した後、総括を兼ねた終了式を行う。
青年会ではキャラバン隊が受け持つ1000軒を含め、民団・婦人会の協力・支援を得ながら、3200世帯を戸別訪問し、1人でも多くの青年に直接会い、青年会に結集するよう全力を傾注していく計画だ。
民団中央本部および婦人会中央本部は、青年キャラバン開始に際して、全面的に支援・協力することを、あらためて表明。各地方本部では、宿泊や活動準備のための会館施設使用はもとより自動車・自転車の利用を含め協力・支援をする。
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民団も全面支援約束
出発式「夢語り連帯固める」
11日に韓国中央会館で行われた青年会「青年キャラバン2007」出発式には民団中央本部の鄭進団長、婦人会中央本部の夫順末会長をはじめ、会館内各団体の役職員多数が参加して、キャラバン隊員(隊長=林永起・中央本部組織部長)を激励した。
康孔鮮青年会中央本部会長はあいさつで、「全国戸別訪問を通じて、これまで先輩たちが行ってきたように、青年たちと膝をつき合わせ、声がかれるほど語りあってほしい。涙がかれるほど感動してきてほしい」と呼びかけた。
鄭進団長は「民団は次世代の育成に力を注いでいる。青年たちがアイデンティティを共有し、新しい民団づくりをしてほしい。青年同士のコミュニケーション拡大を期待している」と激励。さらに「私自身も地方戸別訪問を計画している。皆さんと2回ほど落ち合うことになるだろう。各地方本部には会館の活用、宿泊など便宜提供をお願いしている」と表明、「全国巡回活動の成果的完遂と青年ジャンボリーの成功へ全力をあげて応援する。一緒にがんばりましょう」と力強く述べた。
夫順末会長も「青年会は私たちの組織に希望と夢をもたらす。健康には留意し、青年たちのつながりと信頼の輪を大きくしてきてほしい」と期待を表明。「全国の婦人会も協力・支援を惜しまない」と温かく励ました。
鄭団長と婦人会から、それぞれ金一封が贈られた。キャラバン隊の安全祈願のための「告 」では康青年会中央会長に続いて、鄭進団長、林三鎬青年会OB会会長も拝礼を行った。
キャラバン隊は「頑張って」の声援を受けて、最初の訪問活動地、京都に向け車で出発した。
(2007.5.16 民団新聞)