掲載日 : [2007-06-06] 照会数 : 5548
<コラム・布帳馬車>原点は合コンにあり
あれこれ条件はつけません。同胞の伴侶を何とか見つけて下さい‐こう依頼されても最近は、「民団にはブライダル事業もあります。そちらに参加させるか、より自然な出会いを求められるなら、青年会などのイベントに顔を出させるのが一番です」などと逃げを打つ。
まず、同胞の未婚者にも、自分にぴったりと来る相手が現れなければ、あえて結婚する必要はない、と考える傾向が強い。しかも、当人たちは同胞どうしの結婚にほとんどこだわっていない。親御さんもいざとなれば、慎重になる場合がほとんどだ。
次に、若者たちは合コンを盛んにやりながら、一対一のお仕着せの面談をことのほか嫌う。散々苦労して見合いをセットしたものの、会話が成り立たないから場が持たず、30分以内で「ハイさよなら」となるケースばかりだった。
もう一つ。すでに付き合っているか、意中の相手がいるにもかかわらず、親の意に反していて、事情を告げられずにいる適齢者が少なくない。下手に動いて、若者たちの恋路を邪魔立てしては救われない。
そこで結論に飛躍。老いも若きも出会いの場が何より。合コンは組織の原点です。青年会のソウル・ジャンボリーにお子さんを参加させましょう。親御さんたちも、民団や婦人会にどんどん参加して気心を通い合わせ、ブライダルネットをつくりましょう。人生を豊かにし、ついでに組織を活性化するうえで、合コンに勝るものはありません。(D)
(2007.6.6 民団新聞)