掲載日 : [2007-06-06] 照会数 : 7952
戸別訪問東京が先鞭 「団員あっての民団」実感
[ 民団への要望を語る高 宗さん(左)。(右へ)鄭進中央本部団長、李時香東京本部団長、李寿源足立支部支団長 ]
東京本部の全世帯戸別訪問活動が4日、都内で最も同胞が多く住む荒川(玄祥綜支団長)、足立(李寿源支団長)の両支部を皮切りに始まった。全国に先駆けたこの日の活動には、李時香団長や本部の実務者のほか、中央本部の鄭進団長も同行し、同胞から要望を聞き、意見を交換した。
荒川では康千煕さんが「不法滞在者が増えているためか、挙動不審者でなくても歩いているだけで官憲に引っ張られるなど、取り締まりがひどい。早急に対処してほしい」と訴えた。
82歳で独り暮らしの李チョンアハルモニは、中央、東京、支部が一丸となって訪問したことに「嬉しい」を連発、手放しで喜んでいた。
足立では高 宗さんが「団員あっての民団であることを全国の幹部は忘れてはならない。団員の話をよく聞いて方針に反映してほしい」と要望した。支部会館に設置されているデイサービス施設を視察した鄭進団長は、「同胞高齢者が気兼ねなく支部に集まるようになれば、地域同胞社会が元気になる」と福祉の充実に期待をかけた。
この日の活動では、再入国許可適用除外を求める運動の説明も行われ、団員らはその場で署名するなど順調なスタートを切った。
(2007.6.6 民団新聞)