掲載日 : [2007-06-13] 照会数 : 7137
<顕忠日>北韓の核放棄促す 柳駐日大使も参加
第52回顕忠日追念式が6日、韓国中央会館で営まれ、北韓の南侵で始まった韓国戦争(50年6月〜53年7月)で存亡の危機にさらされた祖国を救おうと自ら志願した在日学徒義勇軍同志会の権東国会長や、犠牲になった学徒の遺家族ら150余人が出席した。
民団中央本部の鄭進団長は追念辞で「韓半島の非核化実現のために北韓が核の完全放棄に速やかに応じるよう強く促す。それこそ護国英霊に報いる道だ」と強調、「私たちは常に祖国と呼吸を共にする。再び戦争が起こらないよう尽力する」と誓った。
柳明桓大使は献花後の追念辞で「在日学徒義勇軍の勇気と犠牲精神は在日同胞社会が誇る愛国心の鮮明な象徴として、子孫たちの心の中に深く刻まれており、半世紀がすぎた今日でも在日同胞社会が祖国に対する特別な愛情を抱く精神的支柱であり原動力となっている」とたたえた。
同時に柳大使は「われわれ子孫が、その犠牲と献身に報いる道は、先烈たちが血と汗で守り育んだ祖国の自由民主主義と経済的繁栄を一層発展させていくことだ。二度と6・25のような悲劇が繰り返されないように国家の安保と経済を堅固にし、民族の和合を図ることこそ先烈が望んでいることだろう」と強調した。
参列者は、犠牲者を悼み献花すると同時に祖国の平和確保と統一推進への思いを新たにした。
(2007.6.13 民団新聞)