掲載日 : [2007-07-25] 照会数 : 8653
08年度教科書 採択に教員の意向を
「つくる会」阻止へ都教委に請願
「つくる会」教科書採択を阻止する東京ネットワーク(山田朗代表)は23日、東京都庁の記者クラブで会見を開き、26日に予定されている教育委員会の定例会で予定されている2008年度使用の都立中学校および都立中等教育学校用教科書採択に関する協議についての考えを示した。
会見には同ネット事務局長代理の小俣三郎さん、歴史教育者協議会委員長の石川久男さんら5人が出席した。
今年度は次の都立中高一貫校で教科書採択が行われる。昨年度開校の小石川、両国、桜修館の3校では公民教科書、さらに次年度に開校予定の2校の中高一貫校でも歴史教科書の採択をする。これら5校では、扶桑社の教科書を採択する可能性もあることから同日、東京都教育委員会の木村孟委員長に対して、今後も採択しないよう118筆を添えて請願したと報告した。
請願内容は①教科書の採択に当たっては当該校の教員の意向を尊重、保護者などの意見も参考にする制度を確立し、それに基づいて採択する②すでに使用している教科書も①の制度に基づいて採択をやり直しする③教科書採択の資料となる「調査研究項目」は当該校の教員が設定するの3項目。
同ネットでは7月9日に409筆の署名を添えて1回目の請願を、13日には4校連絡会としての請願も行っている。
(2007.7.25 民団新聞)