掲載日 : [2007-08-29] 照会数 : 4407
ハンナラ党大統領候補に李明博前ソウル市長
【ソウル】最大野党・ハンナラ党は20日、ソウル五輪公園体操競技場で党大会を開き、12月の大統領選挙に向けた党公認候補に李明博前ソウル市長(65)を選出した。19日に行われた党員と国民による直接投票と世論調査を合わせた結果、李氏が朴槿恵前党代表(55)ら3人を破って勝利した。
党予備選は、党代議員・党員と一般国民による直接投票(有効投票数13万893)を80%とし、これに一般国民の電話世論調査(有効回答数5490)を20%分の票に換算して加え、総合得票数で判定。総合得票数は李氏が8万1084票(得票率49・56%)に対して、朴氏は7万8632票(同48・06%)。その差は2452票(1・5ポイ
ント)であった。
李氏は直接投票では朴氏より432票少なかったが、世論調査で朴氏より8・82ポイ
ント(票換算で2884票分)高い支持を得て逆転した。
李氏は受諾演説で「私とハンナラ党は政権交代と世界一流国家建設に向けて心を一つにするすべての人たちと手を握りたい。引き算の政治ではなく足し算の政治を行う」と強調。小差で敗れた朴氏に「(政権交代に向けて)中心的な役割を果たしてくれることをお願いしたい」と力説した。 これに対し朴氏は「敗北を認め、結果を潔く受け入れる」と宣言、「今日から私は一般の党員として、政権交代に向けて白衣従軍したい」と表明した。
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民主新党候補は10月14日に選出
一方、与党陣営のウリ党は20日、大統合民主新党(民主新党)に正式に合流。民主新党は所属議員143人で第一党となり(ハンナラ党は129人)、10月14日に大統領選候補を選出する予定。
大統領選挙は12月19日に投開票される。
(2007.8.29 民団新聞)