掲載日 : [2007-11-28] 照会数 : 6039
もっと知りたい韓国 日本人主婦の「韓流会」
[ 講師のワン・スヨンさん(左)から話を聞くメンバー ]
在日講師に文化・歴史学ぶ
韓国ドラマに魅せられたごく普通の日本人主婦たちがサークル「韓流会」(飯野和子会長)をつくって毎月1回、調布市内で韓国の歴史と文化を学んでいる。講師に詩人のワン・スヨン(王秀英)さんを迎え、2年目に入った。参加者全員、好奇心いっぱい、3時間があっという間に過ぎていく。
定例会は月1回。参加者は毎回15人ほど。キムジャンや仏壇の有無、先祖供養問題など、韓国ドラマを見て感じた文化と歴史に関する素朴な疑問をいっぱい抱えて例会に臨む。次々と出てくる質問を受けて、ワンさんが当意即妙に受け答えしていく。毎回テーマを決めない井戸端会議のような気軽さと、韓日両国の文化に精通したワンさんが、在日の立場から自由奔放に風刺の効いた比較文化論を展開するのが「韓流会」のウリだ。
参加して間もないというある主婦は「もっと早くから聞きたかった」という。「会に参加してから、それまで食べられなかったキムチが大好きになった」という声も聞かれた。ワンさんと出会って講座を企画したというある参加者は「先生と知り合えたのは、私の人生にとってターニングポイントになった。毎回、感動を与えてくれる」と話していた。
ワンさんはこれからは韓流で素通りの在日韓国人の歴史などについても話していきたいという。
(2007.11.28 民団新聞)