掲載日 : [2007-11-28] 照会数 : 9621
<青年会30周年記念式典>未来創造へ決意新た
[ 記念式で来賓を代表してエールを送る鄭進民団中央団長 ]
OBと討論会も
青年会は今年、中央本部結成から30周年の節目を迎えたのを契機に17日、東京・港区の韓国中央会館で記念の式典を開いた。全国から現役・OB300人余りが集まった。
冒頭、康孔鮮会長は、2月の青年会の第28回定期中央大会で採択した第5宣言文を引用、「歴史に依拠しながら新しい価値観の創造に向けてさらに一歩を踏み出したい」と意欲を語った。
青年会の中・長期ビジョンとなる第5宣言文は「国籍の枠を超え出自を尊重する、3世・4世にふさわしい在日同胞社会を作り上げることを誓う」ことをうたっている。
来賓を代表して民団中央本部の鄭進団長も「未来を見すえ絶えず前進しようとする姿勢は、次世代に確実に引き継がれていくことだろう」とエールを送った。今年2月に発足したばかりの青年会OB全国連絡会(林三鎬会長)は康会長に支援金として200万円を手渡した。
この後、歴代会長と現役役員による記念のパネルディスカッションが行われ、青年会の過去を振り返りながら未来のありようを語り合った。
青年会は70年代初頭、総連の影響を受けた一部勢力が引き起こした民団混乱事態を正常化しようと、献身的に闘った一般在日同胞青年たちが核となって77年2月27日に誕生した。満30周年の2月には全国の卒会者がOB会を結成した。
(2007.11.28 民団新聞)