掲載日 : [2008-02-06] 照会数 : 5376
3国の連携は必須 日中韓政策フォーラムで柳大使
講演で強調
「第1回日中韓政策フォーラム」の特別講演会が1月30日、「2008年、本音で語る政治・経済・外交の展望」と題して行われた。日韓協力委員会と日中政策フォーラム(国際経済研究所)が主催したもので、会場の憲政会館には600余人が詰めかけた。
開会辞で同フォーラム会長の清水信次日韓協力委員会理事長は、「3国の連携強化で大きなアジア時代を築こう」と呼びかけ、日韓協力委員会会長の中曽根康弘元首相は祝辞で、「3国のトップがいつでも会えるようにしなければならない。3国の代表が一堂に会したこの場は、その魁(さきがけ)として大きな意義がある」と評価した。
講師に招かれた柳明桓駐日韓国大使は、東北アジア情勢を俯瞰しながら、「米国を含む韓国、日本、中国、ロシアなど、域内各国のお互いに連携する重層的な協力関係の発展が、なかでも韓日中の協力関係が北韓の核問題解決と東北アジアの平和と繁栄、多国間安全保障の協力メカニズムの構築に寄与する」と指摘した。
この日はまた、崔天凱駐日中国大使、甘利明経済産業相、二階俊博自民党総務会長、野田毅元自治相(日中協会会長)らが講演した。
(2008.2.6 民団新聞)