掲載日 : [2008-02-20] 照会数 : 6667
焼失した国宝第1号・南大門 復元支援へ募金
[ 焼失した南大門の前に市民らが設けた祭壇に花を手向ける親子 ]
韓国の国宝第1号・南大門=崇禮門の焼失(10日放火、11日未明崩落)は、民族文化の歴史的な象徴として親愛を集めていただけに、国民の間に悲憤と喪失感を広げている。しかし、早期復元を願う誠金拠出、募金の動きが早くも活発だ。民団中央本部にも、同胞や日本人から「痛ましく、残念だ」「誠金を拠出したいが、どうすればいいか」との問い合わせが相次いでいる。
折から訪韓中だった民団中央3機関長や常任顧問、中央傘下団体長ら一行は12日、募金運動に積極呼応する旨を現地で表明。鄭進団長は「祖国を思う在日同胞たちは、ひどく胸を痛めている。私たちの痛憤を癒すためにも、国民を激励するためにも、微力ながら先頭に立ちたい」との談話を発表した。
15日の第62回定期中央委員会でもこの趣旨が提起され、募金運動に積極的に参与することが確認された。民団中央にはすでに2000万円を超す誠金が寄せられている。
民団中央本部は中央委の確認を受け、あすか信用組合に19日、以下の通り口座を開設し、各界各層からの幅広い募金に対応することにした。
募金口座開設
あすか信用組合恵比寿支店(普)062216「南大門復元募金・鄭進」。現金書留の場合は、〒106‐8585東京都港区南麻布1‐7‐32民団中央本部民生局まで。
(2008.2.20 民団新聞)