掲載日 : [2008-03-12] 照会数 : 13564
「参政権」必ず取る 民団「3・1」集会で決議
植民地支配からの独立を求め、200万以上の民衆が「大韓独立万歳」を叫び、立ち上がった「3・1独立運動」(1919年)の89周年記念式典が1日、東京、大阪をはじめ全国各地の民団で開かれた。
民団東京本部(李時香団長)が主催した韓国中央会館での式典には、民団幹部ら160人が参加した。李団長は開会辞で「祖国の発展と韓日両国の友好親善を通じ在日同胞の暮らしやすい共生社会の実現にさらに努力しよう」と強調した。
続いて、「未来志向の韓日新時代の構築」と「開かれた民族主義」などを強調した李明博大統領の「3・1節」記念辞(別掲記事参照)を駐日大使館の金英善政務公使が代読した。
中央本部の鄭進団長は記念辞を通じて、「韓日共生の新時代を創る先頭に立つ決意を新たに、積年の課題である地方参政権の獲得に総力をあげよう」と呼びかけた。
式典では東京本部の金秀吉副団長が①地域住民として共生社会実現のために地方参政権の早期獲得に総力を尽くす②建国60周年を期して韓国の民族史的な正統性を再確認し祖国の先進化に積極的に参加する③韓半島の非核化を実現し自由民主主義に則った祖国の平和統一の推進に尽力する④在外国民および地域住民として韓日関係の飛躍的な発展のために両国の懸け橋的役割を果たす−−の4項目の決議文を読み上げ、満場一致で採択された。
各地の式典においても地方参政権の早期実現など同一の決議文が採択された。また、会場には南大門復元協力のための募金箱が設けられ、多くの参加者が誠金を寄せた。
(2008.3.12 民団新聞)