掲載日 : [2008-04-02] 照会数 : 5795
韓豪日グローバル家族こだわり在日記<5>
もっともっと知りたい韓国
私たち夫婦は韓国が大好きです。時間を見つけては二人で遊びに行きます。
私は27年前、結婚と同時に韓国の国費留学生として、ソウル大学に入学させて頂きました。当時、韓国は未だ貧しいにもかかわらず、外国人留学生に大金の援助費を与えてくださり、学生結婚の私たちは大変助かりました。
1980年代は社会変化を起こす民主化運動の時期でした。大学で国際政治学に専念したいと考えていましたが、民主主義には未だ遠い状況で無理と判断して辞めました。本当に残念でした。大変お世話になった韓国政府へ恩返しを未だしていません。
日本に帰り、子育ての忙しい時期が過ぎた時点で、鳥取民団の韓国語講座に参加しました。言葉は不思議なものです。20年使っていなくても、言葉は出て来る! 先生も仲間も良くて在日、日本人+一人のオーストラリア人が、ベクトルを合わせて熱心に勉強しました。子どもの都合で残念ながら、また中断することになりました。しかし、この機会を通して、私はもっともっと韓国のことが知りたいと好奇心旺盛になり、現在に至るまで飽きません。
시아버님のお墓は韓国慶尚南道河東にあります。年に一度、家族6人で墓参りに行きます。それ以外にも夫婦でソウルに遊びに行きます。
B級グルメ、ソウル市内の散策、近年では韓国経済の成長を象徴する素晴らしい芸術に触れる機会に恵まれるという、特別な楽しみもあります。思わず絵に没頭して、主人におねだりしました! 未だ買って貰っていません!
夜は美味しいおかず(반찬)と焼酎(소주)を頂きながら夫婦で楽しい昔話をするのは幸せを感じるひとときです。食事後には昔通い続けた梨泰院にあるジャズバーに行きます。若いアーチストの素晴らしい生演奏を聞きながら、韓国が豊かになったことを心から喜びます。
(スーザン・メナデュー・チョン)
(2008.4.2 民団新聞)