掲載日 : [2008-05-28] 照会数 : 6029
本物のキムチ学ぶ…体験実習、大にぎわい
[ 手を真っ赤にして発酵キムチづくりに取り組む参加者たち ]
韓国文化院
韓国文化院、韓国全州国際文化交流協会主催の五感で出合う韓国文化「韓国の味−−発酵キムチ」体験行事が14、15の2日間、東京・港区の韓国文化院大ホール(韓国中央会館8階)で開かれた。
初日の発酵キムチ作り体験には男性3人を含む65人が参加。まず、99年に全羅北道完州に「シンペイン(新田)・キムチ」を開設し、果物キムチも発表するなど韓国伝統の発酵キムチの普及に努める安明子さん(シンペイン・キムチ文化研究所所長)が講師を務め、キムチに欠かせない発酵にまつわる話や、主要材料の栄養素などについて説明した。
キムチ作りでは各テーブルに分かれた参加者たちが、唐辛子やニンニク、ニラなどキムチの薬味を合わせて塩漬けした白菜に塗り完成させた。早川悦子さん(46、千葉県)は、韓国料理が好きで料理本を見ながらキムチを漬けていたという。「これまで自己流でしたが、本当はこうだというのが分かった。家族も好きなので作って食べさせたい」と張り切っていた。
また2日目は100人の参加者を前に、申東禾さん(国立全北大学校食品工学科教授)が「韓国キムチの衛生学的優秀性」について、朴完洙さん(韓国食品研究院責任研究員)が「韓国のキムチ文化と発酵キムチの健康機能性」について講演をした。質疑応答では質問が相次ぎ、キムチに対する関心の高さをうかがわせた。
(2008.5.28 民団新聞)