掲載日 : [2008-06-19] 照会数 : 11578
「族譜」…堺支部の単独主催で1000人
[ 初の支部単独開催ながら大盛況となった堺市民会館での上演 ]
舞台「族譜」…堺支部の単独主催で1000人
【大阪】民団大阪・堺支部(呉時宗支団長)は、植民地統治下の「創氏改名」をテーマとした青年劇場による舞台「族譜」(梶山秀之原作、ジェームス三木脚本・演出)を16日、堺市民会館で上演した。
同支部は昨年から市教委に対して「本名指導」の強化を呼びかけている。そうした矢先に青年劇場から舞台公演を持ちかけられたことから、「創氏改名」の歴史を理解してもらい、これからの本名指導に役立ててもらういい機会にと引き受けた。
「族譜」は今月から全国を巡回公演中だが、民団支部による単独主催はこれが初めて。会場には約1000人が詰めかけ、ほぼ満員となった。市教委からも芝村巧教育長をはじめとする関係者多数が訪れた。同支部は民族学校のアピールにつながればと、金剛学園と建国学校からも生徒各50人ずつを無料招待した。
チケット販売に奔走してきた呉支団長は「民団が堺まつりに出演して地道に交流してきたからこそ地域の日本人が『在日のことならいくらでも協力をします』と積極的に協力して下さった」と話している。
(2008.6.19)