日本の植民地統治下の首都・東京で若き留学生たちが身を挺して朝鮮の独立と抗日闘争の意志を全世界に示した2・8独立宣言から8日で105周年。ゆかりの在日本韓国YMCA会館で記念式典が行われた。
主催者を代表して在日本韓国YMCAの呉永錫理事長が開式辞に立ち、「愛国青年留学生たちの献身的な精神を胸に刻もう」と呼びかけた。同じく国家報勲部の李熙玩次官も「先輩烈士の独立精神と愛国精神は大韓民国の自尊心の源」とたたえる記念辞を寄せた。
尹徳敏駐日韓国大使による記念辞、光復会の李鐘賛会長から寄せられた致辞も読み上げられた。民団中央本部からは呂健二団長が参席し、「先人たちの遺志を継承し、次世代の育成に力を注ぐ」と述べた。在日韓国留学生連合会の睦承源会長が「2・8独立宣言書」を朗読。東京韓国学校合唱団が「誰が罪人か/英雄」を披露した。
「朝鮮留学生学友会総会」が開かれた1919年2月8日。参加者有志から「朝鮮青年独立団」を結成しようとの緊急動議があり、代表11人の署名入り独立宣言書を満場一致で採択した。