掲載日 : [22-07-15] 照会数 : 6658
【訃報】金二泰民団中央本部常任顧問が逝去…102歳
[ 写真は2021年白寿祝賀会で鄭康実生野西支団長から記念品のゴルフバッグを受け取る金二泰常任顧問(左) ]
【訃報】金二泰氏(民団中央本部常任顧問)
民団中央本部および大阪本部の常任顧問の金二泰氏が7月14日に逝去した。享年102歳(韓国式年齢)。通夜は16日午後6時より、告別式は17日正午より、大阪市生野区桃谷の観音寺で。喪主は金聖皓氏。
金顧問は、1921年7月30日、慶尚南道河東郡で6人兄弟姉妹の末っ子として出生。1934年に渡日し、新聞配達をしながら、関西工業学校(現、常翔学園高等学校)を卒業。
1945年の祖国解放を移住していた福岡で迎え、同胞の帰国に協力。翌46年、朝鮮建国促進青年同盟(建青)の福岡県本部組織部長を務め、在日本朝鮮居留民団(民団)が創設されると、福岡県本部の組織部長に就任。事務局長も務めた後、大阪に戻り、1961年に塩化ビニール製造販売会社、勝山産業株式会社を設立し、現在も会長として経営に携わる。
民団中央本部顧問、大阪本部常任顧問、生野西支部顧問を務める。とくに、現役支部役員の悩みや相談をよく聞き、次世代育成に情熱を燃やす。2007年、国民勲章「冬柏章」を授与。15年には、大韓老人会日本連合会大阪支部を自ら結成し初代会長に就任。昨年まで2期歴任した。
90歳を超えたあともゴルフコンペで優勝するなど、壮健さを誇っていた。
昨年7月には、民団大阪本部が主催した、「百寿」を祝う会で「組織があってこそ、今の自分がある。組織から元気をもらっている。李団長を支え、大阪を日本一の地方本部にしていこう」と述べていた。