掲載日 : [22-05-11] 照会数 : 7141
韓日関係改善を願い民団が祝賀前夜祭…尹錫悦大統領就任で
[ あいさつで韓日関係改善の期待を述べる呂健二団長 ]
[ 新韓金融持株会社の趙顯炳会長 ]
民団では9日、ソウル市内のロイヤルホテルで第20代尹錫悦大統領の就任を祝賀する前夜祭を開催した。
就任式に参席する中央、地方、傘下団体の役員らで構成した民団の祝賀団、70人余りのほか、同イベントを協賛した新韓金融持株会社の趙鏞炳会長、在外同胞財団からチョン・グァンイル事業理事がと李ヨングン企画理事らが参席した。
呂健二団長は「みなさん、大統領就任式には大きな期待を持ってやってきたと思う。10年ほど前、ヘイトスピーチを皮切りに韓日関係が悪化しはじめた。私たち在日同胞にとって韓日関係は死活問題だ」とし、「韓日関係改善に意欲を示している尹錫悦新大統領に大きな期待をしているし、大いに変わると信じている」と述べた。
続いて、同イベントを協賛した新韓金融持株会社の趙鏞炳会長が「今から40年前、在日同胞の力で新韓銀行がスタートした。今や韓国一の金融グループに成長したのは皆さん在日同胞の絶え間ない愛情と支援があったからこそだ」と、改めて感謝の意を表しながら、「コロナの関係で皆さんも韓国への訪問は久方ぶりだと思う。私も近く、皆さんの住む日本に伺いたいと思う。きょうは祖国での滞在期間をたっぷりと楽しんで頂きたい」と歓迎のあいさつ。
在外同胞財団のチョン理事が金星坤理事長を代理してあいさつ。「我が財団は750万海外同胞の生活を支援することが最大の役目だが、韓日関係悪化の話題を聞く度に、私は民団や在日同胞皆様を思いだし、胸が痛む思いで、実に申し訳ない気持ちが続いた。新政府が出帆する明日から、改善への明かりが射してくることをみなさんとともに期待したい」と述べた。
この後、金昌植民団中央常任顧問の音頭で乾杯し、懇談が続いた。