掲載日 : [2022-05-25] 照会数 : 2102
日韓農水産食文化協会が認定講師3人を発表
[ 認定講師3人の料理展示(趙善玉料理研究院) ]
一般社団法人日韓農水産食文化協会(趙善玉理事長、東京・目黒区)は18日、同協会初の認定講師3人を発表した。3人は今後、協会の主催する様々な講演やセミナー、プロモーション活動での活躍が期待されている。
趙理事長が「この人から料理を習ったら間違いない」とお墨付きを与えたのは、精進料理の工藤文恵さん、日本茶・和菓子の上田道子さん、韓国マカロンの金ハリンさん。3人とも趙善玉料理研究院の門下生たちだ。会場では各講師の料理が展示された。
精進料理「普茶料理」の材料はすべて野菜。魚介類、肉類、卵は御法度とされる。工藤さんは車麩を揚げて豚の角煮に見せたり、大和芋を使ったかまぼこ風の料理など、食材の持ち味を生かした創意工夫が目立つ。
上田さんは愛らしい和菓子で四季を表現した。なかには日本の「桜」と韓国の「ムクゲ」をモチーフとしたものも。基本は「おもてなしの心」だという。日本茶インストラクターも務める。
金ハリンさんのテーマは「愛する家族へ」。マカロンを斬新な発想で進化させた。「焼き魚で一杯」はお父さんのための一品だ。あんこを入れたりと味のバリエーションも豊富。
同協会は2013年に発足。優れた講師を認定することで日本の食文化を韓国へ、韓国の食文化を日本へ伝えることを目的としている。