掲載日 : [2004-08-18] 照会数 : 6119
南北が今回も合同入場 北京は統一チームで(04.8.18)
[ 韓国の李衍澤会長(写真左)が北韓のムン・ジェドク会長と統一チーム問題を協議 ]
「人間本位の聖地五輪」―第28回オリンピック・アテネ大会が13日夜(韓国時間14日未明)開幕した。国際オリンピック委員会(IOC)に加盟する202の国と地域が全て参加する大会としては、96年のアトランタに次いで2度目となる。
韓国はシドニー五輪に続いて今回も、白地に青の韓半島旗を先頭に北朝鮮と合同行進を行った。女子バレーボール韓国代表のク・ミンジョンと北韓のキム・ソンホが旗手を務め、約200人の南北選手団はギリシャ語表記の「KOREE」で84番目に登場、メーンスタジアムを埋めた7万2000人の観客から熱い拍手を送られた。
28競技中24競技に計340人の選手を送り込んだ韓国は、金メダル13個、銀メダル10個、銅メダル13個の計36個のメダル獲得を目指し、総合10位以内を目標としている。
一方、国際オリンピック委員会(IOC)のロゲ会長は13日(韓国時間)、アテネ市内のホテルで大韓オリンピック委員会の李衍澤会長、朝鮮オリンピック委員会のムン・ジェドク会長と3者協議を開き、南北統一チーム結成問題をIOCレベルで公式に話し合い、各種目別の次期五輪予選が始まるまでに協議を終えることで合意した。
李会長はその後の記者会見で、「統一チーム結成問題が初めて公式的に論議された」とし、「ロゲ会長は次期五輪の統一チーム構想をIOCの主要課題として推進する考えだ」と述べた。
東西ドイツは56年から64年の東京五輪まで統一チームとして出場した。
(2004.8.18 民団新聞)