掲載日 : [2004-08-18] 照会数 : 3301
韓国の自信がカギ握る 盧大統領慶祝辞(04.8.18)
「東北ア時代」へ強調
盧武鉉大統領は15日、忠清南道・天安市の独立記念館で開かれた第59周年光復節式典の慶祝辞で、韓国が進むべき道は平和と繁栄の東北アジア時代の構築であるとの認識を示し、「そこにはEU人口の4倍にもなる巨大市場と無限の資源が存在する。意思を持ちたゆまず努力すれば、私たちはこの地域に協力と統合の新秩序を創り出す中心的役割を果たすことが可能だ」と述べた。
それと関連して、「私たち国民がどの方向へ進もうとしているのかによって、東北アジアの構図は異なるだろう。少なくとも東北アジアの未来を予測するうえで、韓国の選択は決して欠かすことのできない主要変数だ」と指摘、そのために必要なのは「運命を自ら切り開く自信」であると強調した。
さらに、「私たちの50代、60代、70代はそれこそ無から有を創造しながらここまできた。IMF外貨危機も他のどの国よりも早く克服した」と振り返り、「中国の高成長も羨むことばかりではない。未来の競争力の源泉となる技術力と効率的な市場システム、民主主義文化、どの面を見ても私たちはより発展的な明日を期待できる」と表明、「それにふさわしい自信を持つべきだ」と改めて訴えた。
盧大統領はまた、反民族親日行為など歴史問題に集中的に言及し、「明らかにすることは明らかにして反省し、その土台のうえに許し、和解することが真に国民の力を一つにする」と語り、「過去の歴史で争点になった事案を包括的に正す真相糾明特別委員会を国会内につくることを提議」した。
北韓に対して盧大統領は、「核問題が解決されれば、改革・開放を支援するための包括的で具体的な計画があることをすでに明らかにした」とし、「いまや北韓当局が決断を下さなければならない。7千万同胞が手を携え平和と共栄の道を切り開いていくべきだ」と呼びかけた。
(2004.8.18 民団新聞)