掲載日 : [2004-09-01] 照会数 : 4704
韓国ドラマ枠を常設 民放の地上波で初(04.8.31)
[ パク・ヨンハ ]
9月から日テレ
NHK地上波での「冬のソナタ」放映が21日、終了した。23時という時間帯にもかかわらず最終回の平均視聴率は、関東20・6%、関西地区23・8%という異例の高さで、同時間帯に他局で放送された五輪のハイライト番組を抑えた。
日本テレビは関東圏で9月6日から月〜木曜午前10時30分の放送枠1時間を「ドラマチック韓流」と題し、来年3月まで韓国ドラマを随時放映する。民放地上波が韓国ドラマ枠を設ける初めての例で、第1弾としてユンソナ、ウォンビン、チャ・テヒョンらの青春ドラマ「ReadyGo!」を字幕スーパーで放送。第2弾はペ・ヨンジュン主演の「ホテリアー」を放送する予定だ。また、同局では今秋に韓流についての特番をゴールデンタイムで企画している。
日本の民放各局はペ・ヨンジュンやチェ・ジウ、パク・ヨンハら「冬のソナタ」主演俳優チームの活用に意欲的で、フジテレビ「東京湾景」の8月16日放映回にはパク・ヨンハがドラマのキーパーソンとしてゲスト出演した。また同局ではドラマと芸能情報を紹介する「韓流アワー(仮)」を10月16日から毎週土曜午後4〜5時30分の枠でスタート。チェ・ジウ主演の「天国の階段」を放送する。
「冬のソナタ」の演出家、ユン・ソクホ氏の元には日本から演出や映画製作の依頼が相次ぎ、各自治体からも「ロケ先を提供したい」という提案が寄せられている。現在、ユン氏はNHKの子会社・NEPからの映画製作依頼を前向きに検討中で、話がまとまれば韓国ドラマ演出者として日本に進出する初のケースになる。ユン氏は「韓国のイメージが良くなり、在日同胞や留学生が自信を持って生活できるようになった、という話を聞いた時が最も嬉しかった。せっかくの韓国ブームを良い作品を通じて継続させるのが夢」と在日韓国人に果たせた貢献について喜んだ。
(2004.8.31 民団新聞)