掲載日 : [2004-09-08] 照会数 : 8260
「つくる会」教科書採択阻止へ 青年会が全国運動(04.9.8)
会長会議で確認
在日韓国青年会(壽隆・中央会長)は5日、中央会館で第57回全国会長会議を開き、「歴史を伝える運動」と「つくる会教科書採択への抗議活動」を中心課題とした後半期の運動方針を確認した。
歴史を伝える運動としては、写真の収集活動を継続するほか、出版に向けた準備を進める。その一環として今月23〜26日に実施される青年母国訪問事業では、仁川上陸作戦記念館や戦争記念館などを訪れ在日学徒義勇軍の足跡をたどるほか、関係者から直接体験談を聞く。また、10月には愛知県でパネル展示会を行う予定。
歪曲された歴史教科書問題では、「新しい歴史教科書をつくる会」による教科書の採択を阻止する運動を民団とともに全国的に展開する。「子どもと教科書全国ネット21」など市民グループと共同で各地の教育委員会に直接陳情するほか、つくる会の実態をマスコミや世論に訴えていく。
一方、昨年に続き「在日外国人から見た日本社会」をテーマに市民公開講座を開く。
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都に抗議の集会 市民団体16日に
東京都教育委員会が来春開校する白?高校付属中学校(仮称)の社会科教科書として「新しい歴史教科書をつくる会」の歴史教科書を採択したことに抗議する集会が16日午後6時30分から、東京・台東区立平成小学校で開かれる。
在日韓国青年会をはじめ、子どもと教科書全国ネット21、「つくる会」の教科書阻止東京ネット代表、白?高校同窓生らが発言する予定。
主催は都立中高一貫校での「つくる会」教科書採択を阻止する東京ネットワーク(℡03・3265・7606)。
(2004.9.8 民団新聞)