掲載日 : [2004-09-29] 照会数 : 4489
韓国庭園じわり人気 熱海市(04.9.29)
[ 韓日友好を願うアリランの合同合唱 ]
観光客 韓国から昨年6千人
【静岡】韓日友好のシンボルとして内外の観光客から親しまれている熱海梅園「韓国庭園」で24日、市が同庭園の開設2周年を祝う国際交流フェスタを開いた。地元の行政と議会の代表、および商工関係者、民団役員ら100人余りが出席した。
同庭園は熱海市で00年9月に韓日首脳会談が行われたのを記念、市が国の補助を受けて梅園の一角に整備した。庭園は自然の景観にとけ込み、庭内には韓国風の堂(母屋)も設けられている。川口市雄市長によれば、昨年1年間だけで韓国から6000人の韓国客が訪れるなど、熱海を代表する観光施設になっているという。
式典では韓日首脳会談で金大中大統領(当時)と会談した森喜朗前首相(日韓友好議員連盟会長)が「韓日の友好の絆をさらに深めてほしい」と述べた。これに対して羅鍾一駐日大使は「熱海と韓国の関係がより大切な縁として発展するように」との期待を込めて母屋(堂)を「縁之家」と命名し、自ら揮毫した扁額を贈った。
この後、静岡県と交流を深めている済州道から公演のため来日した西帰浦シルバー合唱団が地元の女性合唱団と民謡「アリラン」を合唱した。
(2004.9.29 民団新聞)