掲載日 : [2004-09-29] 照会数 : 5753
バラードの皇帝シン・スンフン 歌を通じ韓日の懸け橋に(04.9.29)
[ 民団新聞読者に寄せた直筆メッセージ ]
来日公演前に胸の内を語る…私のすべて見せたい
バラードの皇帝、シン・スンフンがいよいよ10月、日本にやって来る。大阪公演のチケットはすでに完売しており、東京公演のチケットも残りわずか。数々のバラードに、映画「猟奇的な彼女」の主題歌を盛り込んだコンサートは、K‐POPの真価を〞魅せ〟つけるはずだ。来日直前の思いを聞いた。
−−韓国では「バラードの皇帝」と呼ばれていますね。
様々なジャンルの歌をアルバムに入れますが、メーンの曲は、いつも叙情的で、哀しいバラードですね。私の感性にも合い、またファンも哀しみを秘めた私の声が好きなようです。
いつもはじめにバラードを歌うのですが、私が作詞作曲した歌を変わることなく好きになってくれるファンが付けてくれた愛称なので、感謝しています。
ただし、バラードだけの歌手というイメージで考えられるのではないかという心配もあります。モダンロック、ジャズ、それにダンスミュージックにも頑張ってチャレンジしているのにね(笑)。
−−初の日本公演にもかかわらず、チケットの売れ行きが好調です。
私が持っているすべてのものをお見せしようと、2カ月前から一生懸命準備しています。「本当によい公演だった」という声を皆さんから聞けるように最善を尽くして頑張ります。
−−日本には今、爆発的な韓流が押し寄せていますが。
近くて遠い国が日本でした。しかし、韓国のドラマが日本で大きな反響を得て、韓国人の一人として非常に誇らしく思います。私は歌手なのでドラマだけでなく、音楽も多くの反応を得ることができたら、と願います。韓国のドラマと音楽、それに日本の文化が互いに交流できたら本当に素晴らしいですね。
−−公演の成功を機に、日本進出は?
進出したいからといって、簡単にできるものではないでしょう。日本にいる方たちが、私の歌にずっと関心と愛情を持ってくださればと思います。そのためには日本に行き、私の歌をたくさんの人に伝えていかなければならないですね。必ず、そんな日がくるように願っています。もし、日本のファンの方たちが望むなら、いつでも日本で公演をしたいですね。
−−在日同胞へのメッセージを一言。
異国での困難な生活の中で、私の公演が過去の思い出を呼び覚ます機会になればいいですね。辛かったことを会場ですべて忘れて、私と一緒に歌を歌って楽しんでいただければと思います。
もうすぐ、訪ねていきますから温かく迎えてください。私も情熱を尽くして皆さんのために歌います!
同胞の皆さんアジャ!(よしっ!)アジャ!
ファイティング!
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民団新聞読者に寄せた直筆メッセージ(和訳)
こんにちは!シン・スンフンです。
10月にある公演に先立ち、こうしてまず、文章であいさつをいたします。
よい思い出になる公演をするために一生懸命準備しています。わくわくする気持ちで、日本での皆さんとの初対面を待っています。
次に会うときはこうして文章であいさつをするシン・スンフンでなく、歌う姿で皆さんにあいさつをいたします。
皆さん、健康に気をつけて。その日を待っています。
2004.8 シン・スンフン
(2004.9.29 民団新聞)