掲載日 : [2004-10-06] 照会数 : 4404
広がる市民交流の輪 「10月のマダン」各地で(04.10.6)
[ 栃木のマダン ]
[ 山形では恒例の芋煮会 ]
秋空の下、民団の主催する「10月のマダン」が各地で始まった。今年は在日同胞間の交流・親睦にとどまらず、日本人市民との交流が例年に増して広がりを見せている。
■□
韓国屋台に行列 民団秋田
【秋田】民団秋田県本部は2日、秋田市内の小泉潟公園で開催。団員80人が一般市民との交流を楽しんだ。
午前中は焼き肉パーティー、午後からはチャンゴを手に踊り、運動会で汗を流した。民団の出店したトッポキや餅、キムチなどの屋台には多くの日本人が詰めかけた。
孫良男団長は「共生の時代、これからも交流を深めていきましょう」とあいさつした。
■□
サムルノリ披露 民団栃木
【栃木】民団栃木県本部(林宏団長)は2日、日光市運動公園で開かれた「日光けっこうフェスティバル2004」に協賛し、市民との交流を深めた。同フェスタには1万8千人が訪れた。
会場では婦人会栃木県本部がキムチや海苔などの韓国食品、チヂミや豚キムチ汁などの韓国料理を販売した。店を訪れた市民の一人は「キムチとチヂミと豚キムチ汁を買った。日本のものと味が全然違う。本場の味がしてとてもおいしい」と笑顔で話した。
また青年会の有志が、サムルノリの演奏や長いリボンを回す「ヨルトゥバル」の演舞など農楽を披露し「日本と違ったリズムで面白い」と訪れた市民たちに喜ばれていた。
林団長は「参政権運動を成功させるためには、地域社会に我々の文化を理解、共感してもらわなければいけない」と語った。
■□
日韓協と共催 民団山形
【山形】民団山形県本部(権純福団長)は2日、馬見ヶ崎河川公園で恒例の芋煮会を実施した。山形県日韓親善協会との共催で、総勢200人余りが参加した。駐仙台総領事館の金一萬総領事や鹿野道彦国会議員ら来賓も多数出席した。
婦人会山形県本部の役員が前日から芋煮鍋のほか、タッケジャン(鶏辛スープ)などの韓国料理もふんだんに準備した。韓日の参加者は料理に舌鼓を打ちながら時間の経つのも忘れて歓談した。
なお、同会場では婦人会がキムチなどの食料品や衣類などのチャリティーバザーを実施した。収益金は日本の老人福祉施設に寄付する。
(2004.10.6 民団新聞)