掲載日 : [2004-10-27] 照会数 : 4993
韓流パワー全開 人気ミュージシャン続々来日(04.10.27)
[ イルマのピアノ伴奏で熱唱するユ・ヨル ]
[ 左からリュ・シウォン、リナ・パーク、キム・ボムス ]
魅せるビジネス戦略…ドラマ連動、世界へ発信
ドラマや映画の大ヒットで、日本での韓国人俳優の認知度は急上昇。それにともない、主題歌を歌うミュージシャンたちにも脚光が集まりつつある。「冬のソナタ」サウンドトラックCDのミリオンヒットやパク・ヨンハのオリコンチャート・トップ10入りは韓国音楽の日本での成功例となった。各レコード会社は韓国人ミュージシャンの発掘に躍起だ。
アジア音楽産業の発展及び相互の連携を支援する「第1回東京アジア・ミュージックマーケット(TAM)」が21日から23日まで、東京で開催された。
21日には特別イベント「韓流Now」が六本木ヒルズで行われ、俳優業でも活躍中のユ・ヨルをはじめ、R&B男性ボーカルのフィソン、ピアニストのイルマがそれぞれの楽曲を披露、大きな拍手を浴びた。
22日には渋谷egg-manでフィソンや韓国トップシンガーのイ・スンファンら日本未紹介の若手ミュージシャン5組のライブが開かれた。
TAMではライブだけでなく、音楽関係者を対象に所属事務所からのプレゼンテーションも行われた。韓国の音楽事務所との商談会も開かれ、韓国人ミュージシャンに世界的展開の機会を与えた。
現在、韓国で活躍する大物ミュージシャンも続々と日本進出を決めている。
韓国人として米・ビルボードチャート進出1号を飾ったバラード歌手のキム・ボムスや、02年W杯公式テーマソングを歌ったユニット・Voices of KOREA/JAPANに韓国代表として参加した実力派女性シンガーのリナ・パーク(パク・ジョンヒョン)、俳優としても活躍するリュ・シウォンらは松井五郎やTUBEの前田亘輝ら日本の大物アーティストが手掛ける日本語歌詞で日本市場に乗り出す。人気アイドルグループの東方神起と、男女3人からなるダンスグループ・高耀太(コヨーテ)も23日、ソウルで行われた「04ミュージック・オン・コンサート」で日本進出を明らかにした。
「冬のソナタ」のサウンドトラックCD発売元であり、いち早く韓国人ミュージシャンを日本に紹介してきた(株)ユナイテッド・アジアエンターティメント(UAE)は日本での韓国人ミュージシャン躍進について「市場も形成され大変好調です。韓国のエンターテインメントに対する熱意も正当に評価されてきたと感じています」と更なる期待を寄せている。
(2004.10.27 民団新聞)