掲載日 : [2004-11-17] 照会数 : 4182
韓流居酒屋の「全州李夜」 韓日有志が共同出資(04.11.17)
[ 韓流居酒屋「全州李夜」の店内は韓国の街並みをイメージした ]
【石川】食文化を通じて韓日交流を図ろうとする店が登場、注目されている。地元の市議会議員、民団団長、食品会社社長などいわゆる韓日のオピニオンリーダーが共同出資して設立したもので、初めての試みとみられる。
金沢市片町に登場した韓流居酒屋「全州李夜(りや)」がその話題の店。金沢市の行事に姉妹都市・全州市がピビンバを出展したのをきっかけに、韓国の食文化に魅了された金沢の有志9人が10月末に開店した。オープニングには金沢市の山出保市長も駆けつけた。
韓国の街並みを再現した店内には、ハングルの書かれた電柱や看板を多数配置。朝鮮朝の箪笥や机などの家具と焼きもの、人形といった調度品や内装の8割は韓国からの輸入品。店名には朝鮮朝の雰囲気を大事にしたことと、午後5時〜午前2時30分の夜間営業の意味を込めた。
全州ピビンバをはじめ、和牛の焼き肉、チゲや一品料理もある。出資者の韓国食材卸会社が製造する5種類のキムチも人気メニュー。
同店の共同経営者で全羅道が故郷の金次郎・民団石川県本部団長は「味の都と呼ばれている故郷の食文化を日本の皆さんに伝えたい。ここを真の韓日友好の場にしたい」と語った。利益金の一部は韓日親善交流のために役立てる計画だ。
(2004.11.17 民団新聞)