掲載日 : [2004-11-17] 照会数 : 5935
<民団兵庫>被災同胞に見舞金 播但地区を戸別訪問で激励
[ 被害者を訪ね、見舞金を手渡す朴勝庸副団長(右) ]
【兵庫】民団兵庫県本部(白永熙団長)は12日、台風23号で被災した民団播但支部(金東天支団長)管内の同胞宅を見舞いに訪れ、1世帯あたり各2万円、計42万円の義援金を手渡した。
同本部からは朴勝庸副団長、李成俊防災対策副委員長、尹達世事務局長の3人が赴き、金支団長の案内で西脇市と小野市の被災者宅を回った。
自宅の前を流れる川が氾濫し、あっという間に浸水したという趙福奎ハラボジは、義援金を手に「助かります」と喜んでいた。
金支団長は「気の弱っている団員には生活再建へ何よりも励みになる。これからも1日も早い復興に向けて協力していきたい」と語った。
支部管内の団員世帯は85世帯。このうち21世帯が床上浸水、および床下浸水の被害にあった。台風一過からすでに3週間あまりたっているものの、浸水に見舞われた家屋に一歩入ってみると、中はごった返しており、被災当時そのまま。なかにはいまだに板敷きの上で寝起きしているというお年寄りもいた。元の生活を取り戻すには、まだ相当の時間がかかるものとみられる。
(2004.11.17 民団新聞)