掲載日 : [2004-12-08] 照会数 : 6262
2月10〜13日民団フェスタ 生活史中心の企画固まる(04.12.8)
写真・映画・歴史資料
語り継ごう「在日」を!。3回目を迎える民団フェスティバルの企画がほぼ決まった。05年2月10日から13日の4日間、これまで同様に写真展と映画祭をメーン企画に、歴史資料展も同時開催する。
写真展は「本国と在日‐祖国に貢献した人々」「家族の肖像‐在日を生きる人々」「在りし日の記録‐後世に残したい記録」をテーマに、約150点を展示する。主管の文教局では、同胞家庭に眠っている1世らの生活史を彷彿とさせる写真の提供を求めている。
映画祭は「日本映画に描かれた在日」のパート3。上映作品は「伽倻子のために」「指紋押捺拒否」「三たびの海峡」「GO」など6本。「指紋…」は80年代中盤、同胞社会に燎原の火のように広がった指紋拒否闘争のドキュメンタリーで、在日2世の呉徳洙監督が手掛けた。また、「GO」は1世とも2世とも違う3世の感性を描いた作品。両作品とも監督自身が自作を解説する。
新企画の歴史資料展は、「在日歴史資料館」の来秋開設を前に、「物」を素材にしながら在日の過去、現在、未来にスポットを当てる。渡航証明書や協和会手帳などが展示される。
フェスティバルのフィナーレは、在日4世の瑛愛がメンバーの一員になっているグループ、東京エスムジカの演奏。TBS系の「世界不思議発見!」のエンディングテーマ「月凪」でおなじみだ。この曲は韓日で同時リリースされ、話題になった。
(2004.12.8 民団新聞)